異国情緒あふれる街
ここでは神戸・元町の中でも特に人気のある「南京町」と「旧居留地」にスポットを当ててみました。
神戸南京町
東西200m・南北100mの範囲の南京町広場を中心とした商店街です。 神戸の観光名所として非常に人気があります。
最寄駅 JR:元町(徒歩5分)
地下鉄海岸線:旧居留地・大丸前(徒歩3分)
住所 神戸市中央区栄町通・元町通 電話 078-332-2896(南京町商店街振興組合)
南京町の成り立ち 今から120年前の神戸港開港の年に南京町は誕生したと言われています。 その当時、在日の中国人たちの多くが元町の南に住居を構えており、
その周辺に様々なお店を開店させたのがその始まり。 昭和のはじめから大変な人気を誇っており、全国から買い物客が訪れるほどになったが、戦争により一時的に衰退していた時期もあった。
昭和56年に現在の南京町の基礎が作られ、オリエンタルな街並みや、春節祭の開催により、その賑わいは再び全国的に広がっていきました。
春節祭とは 旧暦の新年の元日を祝ったもの。 神戸南京町では獅子舞や龍舞など様々な出し物で賑わい、多くの観客が集まる冬の風物詩です。 特に龍舞は町を練り歩く姿が旅行者や市民の目を引き、南京町らしさを醸しだしています。 普段は味わえない料理も並び、各店それぞれが盛り上げるため毎年賑わっています。
神戸 旧居留地
神戸の異国情緒あふれる街並み
他の都市と違い神戸の街並みは様々な国の文化が入り混じっています。 それらはただ外国の文化を受け入れるだけではなく、自分たちの持つ日本の文化とミックスさせたものです。
その中でも観光スポットとしても、地元の人からも愛される「神戸旧居留地」をご案内します。
神戸・旧居留地の成り立ち
旧居留地はどのように生まれたのでしょうか。 1858年、安政五年のころ幕府が外国と日米修好通商条約を結び、日本は長年の鎖国状態から抜け出すことができました。
そして横浜、長崎、函館、神戸の五つの港を開港することになったのです。 この時神戸・旧居留地の歴史が始まったと言えます。
それから三年後の1861年、長崎からの帰途、視察のために兵庫津に上陸した初代駐日英国公使のオールコックは、この一帯が外国人の居留地として最適であるとの意思を日本側役人に伝えました。 しかし政情不穏から、兵庫津の開港は横浜に比べて十年も遅れてしまいました。 当時の混乱した時代背景を考慮して、日本人と外国人の紛争を避けるために外国人居留地が作られました。